昨年の暮れに、渋谷のデリス・ド・キュイエールで、丸鶏のローストとオニオングラタンスープの授業があり、そちらに参加させて頂きました。
実は、授業に参加させてもらうのは、今回が初めてだったんです。
川上先生のところで、パンの授業を初めてさせてもらったのは、かれこれ10年くらい前。
その前から、辻調理師専門学校でも仲良くさせてもらっていたので、もう、川上先生とは20年以上のお付き合いになりますね〜。
授業の方は、大好きなオニオングラタンスープ。
玉葱を飴色になるまで、じっくり炒めていきます。
焦げそうになれば、水分を足して、焦げ付かないように注意して長く炒めます。
そして、丸鶏の掃除。内蔵を取ってはありますが、雑味が残らないように、中を掃除し直します。
家庭では、なかなかやらない作業ですよね。
鶏の掃除や、魚を裁くことなどは、パターンを覚えていけば、そんなに難しくはないのですが、ついつい切ってある物を購入してしまいますね。
周りを紐で上手に縛って、まずは鍋で焦げ目をつけてから、オーブンで焼きます。
もう、この辺りから、既に美味しそうですね〜。
豆の付け合わせが、想像以上に美味しかったんです。
枝豆とグリーンピース、玉葱とベーコンが入っています。
川上先生とは、辻調理師専門学校の東京校(現在エコール東京)が開校した時に、オープンスタッフとして、大阪から東京へ転勤してきました。
転勤扱いだったため、住む所は学校が用意したのですが、私と川上先生は同じマンションの1階と2階で、プライベートでもよく顔を合わせていました。
とても懐かしいです。
先に川上先生の方が、学校を辞めて、恵比寿に料理教室を開いて、その7年後に私がパン教室を始めました。
私が、パン教室を初めてすぐは、生徒数も少なく、デリス・ド・キュイエールで週に1回、パンの授業をさせてもらっていたのです。
とてもとても、お世話になった恩人です。
料理が完成しました。
懐かしい、玉葱のたっぷり入ったオニオングラタンスープです。本場のものは、スープより、玉葱の方がぎっしり詰まっているのです。
私も辻調で初めてオニオングラタンスープを食べた時は、ずっと玉葱を食べている感じだなあ〜と思いました。
その後、それがメジャーになって、お店などにも出てくるようになって、ファミレスなんかに出ている物は、ほとんどスープといった感じで、なんか違うんですよね。
丸鶏のローストも完成です。
このさらっとしたソースが美味しいんですね。
また、久々にフレンチにも行きたくなってきました。
やっぱり、しっかりした料理はいいですね〜。