パン教室Bread&Sweets

室の最新情報をお知らせ致します!

2011/03/30

Sさんより義援金のお礼


皆さんに義援金の募金のご協力を頂いたSさんですが、今は宮城県の叔父さんのところに避難されています。福島との県境に近い場所です。
そのSさんからお礼文が届きましたので、ご報告致します。


『この度、お教室の皆様におかれましては、温かいお心遣いを頂き、心よりお礼申し上げます。震災直後は、悲しみにくれるばかりでしたが、皆様のお気持ちに触れ、少しずつ元気を取り戻しております。こちらが落ち着きましたら、改めてご挨拶をさせて頂きますが、取り急ぎお見舞いのお礼を申し上げます。』



今は、Sさんとも電話で話もできる状態にまでになりました。
それでもまだ、ガソリン不足は深刻なようです。東京は今では並ばずに給油は充分にできますが、福島や宮城では、閉店しているお店の方が多く、営業しているガソリンスタンドに、元々の住民に加え、被害のひどかった地域から避難している人もいて、より給油は難しくなっているということです。

Sさんのお話しによると、ガソリンスタンドに見えなくなるくらいまで長い列ができていて、ガソリンも給油制限もあるのはもちろん、売り切れたら閉店になるので、閉店になった時点でそれ以降並んでた車の運転手は、車をスタンドに並んだままにして、いなくなってしまうそうです。そして次の日に戻ってきて、給油をしてもらうということなんだそうです。
スタンドが閉店になると無人の車が長い列をなしたまま、残されるという異様な光景があるとおっしゃっていました。

Sさんには義援金の一部を使わせて頂いて、不足している物資を送らせて頂きました。
家が流されてしまっているため、特に衣料品が不足しているそうで、食品は少しずつ確保できているそうなんですが、服や靴などがまだ、手に入りにくいそうです。
宅急便もまだ近くの営業所止まり(各家庭に運ばれず、自分で営業所に取りに行く)なので、まだまだ不便なようなのですが・・。

荷物を出しに世田谷の宅急便の営業所まで行ったのですが、本当に従業員の方は全員忙しくされていて、車もひっきりなしに出ていっている状態でしたし、ミネラルウォーターや色んなものが積まれていました。
見ているだけでグッとこみ上げてくるものがありました。

3月は、B&S Newsも震災のこと一色でした。
来月からは、少しずつパンやその他の話題もご提供できたらと思います。
引き続き、義援金によるご支援もお願いしておりますので、どうぞよろしくお願い致します。

坂本りか

2011/03/20

その後・・

震災から1週間以上たちました。まだ、東北地方は大変な日々が続いております。
原発や物資不足のニュースや、東京でも計画停電が実施されたり、されなかったりで、電車もまだ、全線運行しているわけではありません。

ただ、少しずつですがこの状況にみんなが慣れてきているなと感じます。
節電も当たり前になりました。スーパーで物を買い占める人の数も減りました。
教室の生徒さんも週の前半は、ご欠席の方も目立ちましたが、週末からはほとんどの方がご参加頂いております。さすがにみなさん、睡眠不足、電車の混雑や待ち時間の長さに、お疲れ気味ではありますが、教室で授業を受けて、みんなと話ができると気が休まるとおっしゃって頂いています。

教室では、福島、栃木、茨城、静岡、群馬、千葉、と遠方から来て頂いている生徒さんもいらっしゃるので、お聞きすると各地で状況もさまざまです。

東京では卵、牛乳などは、数は少なくなってはいますが、教室ではなんとか今のところは手配もできている状況です。まだ、パン不足は続いているようで、教室に来られた生徒さんは、パンが作れて助かりますとおっしゃっています。

そして皆さんにお願いしております、募金の状況をお伝え致します。
東北地方太平洋沖地震で、ご自宅の家が津波に流されてしまうという大きな被害に遭われました当教室の生徒さんであるSさんへの義援金ですが、現在のところ28名の方に募金をして頂き、5万円を超えました。
Sさんに向けてお手紙を頂いたり、ご自分の身内の方が、避難生活をされているにも関わらず、募金して頂いている方もいらっしゃいます。本当にみなさん、ありがとうございました。
何か少しでもお役に立てればと思います。引き続き、義援金によるご支援をお願いしておりますので、どうぞよろしくお願い致します。

余震はまだまだ続いていますが、これからちょっとずつでも、状況が良くなることを願っています。

坂本りか

2011/03/14

募金のお願いと、今後の授業について

東北地方太平洋沖地震で、当教室の生徒さんであるSさんが、ご自宅の家が津波に流されてしまうという大きな被害に遭われました。
現在も、避難場所で生活をされている状態です。
Sさんのご自宅は、福島県相馬郡新地町というところで、非常に被害の大きかった場所です。

Sさんへ向けての義援金をお願いしております。
すでに11名の生徒さんやスタッフが、ご支援頂けるということで連絡を頂きました。
ありがとうございます。本当に感謝しております。
引き続き、募金のご協力をお願いしております。
皆さん、よろしくお願い致します。

そして、関東地方では計画停電が始まり、電車が止まったり動いたり、皆さん色々混乱されていらっしゃるかと思います。明日からは、また修正される方向で動きがあるようです。

パン教室B&Sでは、できるだけ授業を行う方向で進めて行きたいと思います。
電車が止まっていて動かないという生徒さんは、当日で構いませんので、ご連絡下さい。
自己都合でのご欠席はキャンセル料が発生致しますが、電車が運休など、仕方がない場合はもちろんかかりません。
ただ、もしかしたら動かないかもしれないから、お休みしますということであれば、ご自身での判断となりますので、キャンセル料がかかります。くれぐれもご注意下さい。

それと、材料に関してですが、教室でお願いしている業者や、普段購入しているお店での在庫が非常に少なく、必要な材料が手に入らないことがあります。
特に卵が不足しております。
もし、今後卵が入手困難な場合、卵の配合されていないメニューを先にさせて頂くなど、変更させて頂くことがあるかもしれません。
ご迷惑をおかけ致しますが、ご了承頂ければと思います。

この3日間、皆さんの周りもそうだと思いますが、スーパーには長い列ができていて、お店に並んでいる物も普段の半分くらいしかなく、買い物に来られている方達は、家族の食料を確保するのに必死という感じです。特別な危機感をみんな持っているからなのでしょう。

それと、教室のある場所の世田谷区が計画停電の対象の時間にあたっても、現時点では停電する可能性は少ないと考えております。教室の判断で、授業は行う方向で進めていきたいと思っております。
もし、それでも授業中に停電ということになれば、教室の判断でさせて頂いていることですので、生徒さんがきちんと納得して頂ける対応をとらせて頂きたいと思います。

災害直後で、いろんな物が不足していて、これが一時的なもので終わる可能性の方が少ないと私自身、考えております。もしかしたら、今後パンも店頭では入手困難ということが起こるかもしれません。その時には、ご自身でパンを焼ける方は、是非ご自分で作って下さい。そして、できることならパンを欲しい方に分けて差し上げて下さい。パンを焼けるということは、色んな方の役に立てると思っております。

坂本りか

2011/03/13

義援金による支援

今回の地震、皆さんの所は大丈夫だったでしょうか?

3月11日に発生した、東北地方太平洋沖地震で、当教室の生徒さんであるSさんが、ご自宅の家が津波に流されてしまうという大きな被害に遭われました。
今は、避難場所で生活をされている状態です。

Sさんのご自宅は、福島県相馬郡新地町というところで、教室へは高速バスなどを使って通われていました。月に2回通うのは、大変だったと思いますが、毎回教室へ通われるのを楽しみにしておられたので、本当にパンを作るのがお好きなのだと思います。

福島県相馬郡新地町という所は地図で見ると、ちょうど海岸に面していて、小さな津波でも危険な地域です。ニュースによると今回の津波で、新地町の4つの浜は全壊だそうです。テレビのニュースでは福島県相馬市という近くの場所がよく流れています。

Sさんの無事を知らせて頂いたのは、同じクラスの生徒さんからで、3/11の当日に心配してメールをされたそうです。それで「こちらは大津波で、家が無くなってしまいましたが、無事避難して来れました。」という返信があったということです。

そして、皆様にお願いがあります。
Sさんに向けて、義援金による支援をお願いしたいのです。
被災された方は、今回の津波で家をなくされても、全額住む所を保証してもらえるわけではありません。
そして、今回の大地震、大津波の場合、未だかつて例を見ない被災者の数になると、各個人への救済金が、大幅に不足するのは明らかです。

それで、教室で募金を募り、Sさんへの義援金にさせて頂きたいのです。
Sさんをご存知の方も、ご存じない方もご協力頂ければ有り難いです。
金額は500〜1,000円で、教室で直接募金していただければと思っております。
到底、安心して生活ができる金額には達しないかとは思いますが、本当に少しでも少しでも助けになればと思っております。
それと、何よりも自分を応援してくれる方達がいるということ自体が、一番の支援になると思っております。

私の下の妹も阪神淡路大震災の時に神戸に住んでいて、被災致しました。上の妹が当時大阪に住んでいて、1週間後やっと連絡が取れた時には、「避難所で生活しているが、食べ物の支給がお年寄り優先(当然ですが)になるので、ほとんど食事がとれない」ということでした。
それで、友達に頼んでバイクで妹を避難所まで迎えに行ってもらったそうです。

皆様の中にも、ご親戚やお知り合いが大きな被害に合われている方もいらっしゃるかと思いますが、どうぞSさんに向けて、義援金による支援をよろしくお願い致します!

パン教室Bread&Sweets 坂本りか